COLUMNプラティコお役立ちコラム

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美容室でサロンオリジナル商品を作るときに注意すべきこと 3選

OEM

プラティコでは、ご希望のサロン様に そのサロン様オリジナルのラベルを デザインして商品に貼って納品する サービスを行なっています。
中には処方から容器まで 自分の理想とする完全オリジナルの商品開発もお手伝いしていますが、 完全オリジナルで販売した時のお悩みもいろいろお伺いしておりますので 、今回は完全オリジナルの
「注意すべきこと 3選」をまとめてみました。

1.在庫リスク

通常、サロンオリジナル(OEM)の商品を製造する場合、発注量が少ないと当然割高になります。製造費用を安く抑えるためには、どんな工場でも3000本は必要となります。

中には1000本くらいで、なんとか予算の範囲に収まる工場もあると思いますが、

それでも、1000本です。例えば250mlのシャンプーを1000本製造するのであれば、大体28箱の段ボールがサロンに届きます。

よほど在庫を置ける余裕がある方であれば大丈夫だと思いますが、ボリューミーなスペースが必要となります。

また、これがトリートメントも、となると単純に倍になりますので、よもやよもや、です。

来店されるお客様に毎月シャンプーとトリートメントを20セット販売できたとしても4年ほどかかる計算ですので、よほど販売力がない限り、在庫の段ボールを見るたびにうんざりします。

また、ネットで全国の方を対象にすれば売れるんじゃないか。とお考えの方もいらっしゃいますが、通常、ネットで激しく売れている商品は目の飛び出るような広告費をかけていますので、費用をかけずに自社のホームページに掲載したくらいではほとんど売れることはなく、現実的ではありません。

在庫リスクを回避するには相当な販売力が必要となります。

2.初期費用

商品を製造する際に必要な初期費用としては・バルク(製造費用も含めた製品の中身)・容器・ラベル(デザイン、印刷、貼付作業)・外箱(発送用段ボール)・発送費・その他と様々な費用が発生します。

1000本程度ですと工場にとっては小ロットに当たり、何かと割高になりますので、簡単に100万円の大台に乗ってしまいます。

トリートメントもとなると、なかなかエキサイティングな初期費用です。

美容師さん個人の理想を叶える商品を作るには資金的にも相当な余裕が必要となります。

3.開発にかかる時間

せっかくオリジナル商品を作るのであれば当然、中身にもこだわって理想の商品を世に出したいと思いますよね。

そのために研究者にサンプルを依頼して、試していきますが、一発で「これだ!」となることは稀です。

裏書の全成分を見れば、そっくりな商品ができるかというと、そんなことはなく、何度と試作を繰り返し、気づいたら1年経っていた、ということは当たり前のようにあります。

また、よほど実績がない限り、10回も20回も試作に付き合ってくれる製造会社はまずありません。

香りの選定も非常に難しく、通常は製造工場が所持している香料の中から選定しますが気に入った香料に出会えない場合も多く、迷宮入りとなり、果てしなく時間がかかります。

容器もおしゃれでかっこいいデザインのものは値段も高いことが多く、最近は海外製の容器も購入しやすくなりましたが不良品率が高く、韓国の大手以外はおススメしません。

製品完成までにいろんな選択肢がありますので、悩み始めてしまうとゴールが見えません。

まとめ

このようにオリジナル商品を販売するには高いハードルを越えなければなりません。

これらのうち、ひとつでもハードルが越えられない・・・と感じられる場合は、是非プラティコの12本から始められる極小ロットOEMをご利用ください。

販売をしてみて、これなら1000本単位で売れる。という確信が得られた時にいっしょに完全オリジナルの開発をしましょう