COLUMNプラティコお役立ちコラム

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軟化と還元は違う!シン・中間チェック!

縮毛矯正

こんにちは、プラティコ技術担当のオージローですニコ

縮毛矯正を成功させるポイントとしては
① 薬剤選定
② 中間チェック
③ アイロン
④ 酸化処理

この4項目がバチっとはまれば成功する、と思います。

①の薬剤選定に関しては以前からお伝えしておりますが、毛髪の太さ・細さ、ダメージ度合いに合わせてpHを考え、クセの強さに応じて、還元力を選択します。

※詳しくは過去ブログをご参照ください。↓
真面目なストレート:成功の鍵はカウンセリングと薬剤選定にあり

今回は②の中間チェックについてお伝えいたします。

 

 

 

軟化(やわらかくなる)と還元の違い

90年代から広まってきた縮毛矯正は基本的にアルカリ性の薬剤の施術でした。当時はパネルを貼って伸ばしたりしていたそうですね。
アルカリ性であることで、毛髪への薬剤浸透、還元剤の活性化につながりますが、美容師さんのイメージとしては“軟化”ですよね。

従来の中間チェックは「軟化チェック」が当たり前で、どれだけ髪がやわらかくなっているかで判断していました。チェック方法も引っ張ってどのくらいやわらかなっているか、コームに巻きつけて跡がつきやすくなるか、美容師さんそれぞれ“なんとなく”の価値観で判断していました。

そうすると、カラー毛や、細い髪の方に薬剤を塗布して、10分後、、、軟化がいきすぎてしまい、急いで流してみるとクセが伸びていない、、、という事故を経験された方も多いのではないでしょうか。
私もその一人でした・・・。

その事故は、軟化している=伸びている、という勘違いが原因だったからです。

過去のブログでも書いていますが、還元剤をちゃんと効かせるには20分ほど置いた方が良いと言われていますので、そこまで置ける薬剤に調整する必要があります。

軟化はあくまで、浸透をさせるためと、還元剤を活性させるためであり、実際にクセを伸ばすのは還元剤がしっかり効いているかどうかをチェックすることが大事です。

チェックの方法は?

従来の軟化チェックでは、クセが伸びているかどうかわからない。

ではどうしたら良いか?
プラティコ的チェック方法をご案内いたします。

まず、10~20本程度の毛束を引き出します。指で薬剤を取り除き(タオルで拭くとGood)、コームのテールでポンポンと揺らします。

自然に落ちる位置で見て、元の癖よりもどのくらい伸びているかを目視します。

ここで、ねじれ・S字がまだ見て取れるようでしたら、還元が足りていませんので、追加放置するか、上から強い薬剤を重ねるか、判断します。

その判断の際に必要なのが、軟化チェックです。え?結局軟化チェックもするの?

そうなんです、軟化チェックは髪の強度を見るために行います。

軟化の度合いで、
①まったく/ほとんど軟化していない
 ↓
 強い薬剤を重ねても耐えられる

②軟化しているがまだ大丈夫
 ↓
 放置時間を長くする

③過軟化
 ↓
 もう放置もできない

 

という判断になると思います。
③の過軟化になってしまった場合は、正直、厳しいです。。。

しかし、そのまま流すとキューティクルが全開で、もろくなっているところにお湯が入るので、さらに膨潤がひどくなります。
一度落ち着いて、髪のpHを下げてから流すことをおすすめいたします。

プラティコでしたら「酸ジェル」を全体にたっぷりとなじませて、5分ほど置いてから流すと、少し膨潤が抑えられます。
※ビビり回避ができるものではございません。あくまで、軽減処置です。

まとめ

縮毛矯正を成功させるポイント
① 薬剤選定
② 中間チェック
③ アイロン
④ 酸化処理
のうち、② 中間チェックについてお伝えいたしました。

軟化と還元がまだよくわからない、、、という方は以下の動画もご参照ください。

 

次回は
③ アイロン
について書きたいと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

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