こんにちは、プラティコ技術担当のオージローです
私、気づいてしまいました。縮毛矯正の施術、実はポケモンでモンスターを捕まえる作業に似ているって
酸性・中性の薬剤を使いこなすことで、縮毛矯正がもっと楽に、もっと効率的に進められる方法をポケモン風に例えながらご紹介します。
※補足
ポケモンをご存じない方へ。
ポケモンとは、敵のモンスターを戦闘で弱らせ、体力が少なくなったタイミングで「モンスターボール」という捕獲用の道具を投げることで、モンスターを捕まえる(これを「ゲット」と言います)ゲームです。ただし、モンスターの体力が十分に残っている場合、投げたボールから逃げられてしまうため、倒さないように慎重に攻撃してタイミングを見極めることが重要です。
目次
アルカリ性薬剤はモンスターへの「強力な技」
まず、アルカリ性薬剤を説明すると、これはポケモンの「強力な技」に近いです。
一撃のパワーが強く、ダメージをすぐに与えることができます。
しかし、このアルカリ性薬剤を髪が細い場合やハイダメージ毛に使用すると、「一撃で倒してしまう」ことになり得ます。
これはポケモンでモンスターを倒してしまって、捕まえられなくなる状態に似てますね。
縮毛矯正の場合、パワーが強すぎると髪が深刻なダメージを負い、取り返しのつかないことになります。
また、放置10分程度で軟化が進みすぎた!と焦って洗い流してしまうと、実はクセ(体力)はまだまだ残っていて、ゲット=ストレートならず、なんて失敗を経験した方もいるのではないでしょうか。
酸性・中性薬剤はじわじわ攻撃
そこで活躍するのが、酸性や中性の薬剤です。これらはアルカリ性ほど強力ではありませんが、その分「じわじわ攻撃」ができます。
ポケモンで例えるなら、モンスターを徐々に弱らせて、最適なタイミングでモンスターボールを投げる…そんな作戦に近いです。
酸性薬剤のメリット:
髪が細い方やダメージが進んだ髪でも、じっくり時間をかけて施術ができるので、焦って流す失敗が少ない。アルカリによるダメージが無いので、パサついた質感になりにくい。
中性薬剤のメリット:
中性はアルカリほど軟化はせず、酸性よりはpHが高いので、アルカリでは怖い、けど酸性では物足りない、といったかゆいところに手が届く薬剤です。髪の太さは普通以上、つまりエイジング毛に最適です。
焦ることなく、時間をかけて髪の状態を見極めながら施術を進めれば、難しい髪質の方でもゲット(ストレート)できる可能性が高まります。
なんでも酸性・中性が良いわけではない
髪質に合わせてこのようにじっくり行くか、アルカリでも耐えられるのか、判断して薬剤選定をします。
ですので、どんな髪質でも酸性・中性でいってしまうと、クセ(体力)を削るのに時間がかかりすぎてしまいます。
もし、酸性の薬剤を塗布して、思ったよりも削れていないなと、感じた場合は途中でアルカリで削るスピードを早めることもアリです。
先に酸性の薬が付いているので、上から強力なアルカリ性の薬剤をつけても、一撃で倒してしまう可能性は低く、反応スピードを上げることができます。
と言っても慎重にチェックしてください!
このように調整しながら、適切なタイミングでモンスターボールを投げるように、1剤の水洗タイミングを見計らいましょう。
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縮毛矯正における、1剤の放置時間をポケモンのモンスターボールを投げるタイミングに例えてみました。
おおよそ、還元剤の効果が発揮されるのは20分程度かかると言われていますので、プラティコでは、1剤の放置時間を20分以上置ける薬剤選定を推奨しております。
↓過去ブログもご参照ください。
真面目なストレート:成功の鍵はカウンセリングと薬剤選定にあり
もちろん、1剤の放置時間がすべてではないのですが、おそらく成功のカギの大部分は1剤の選定、放置時間が占めていると思います。
このようにモンスターボールの投げ時をイメージしながら施術をしてみてください。
そして、現在プラティコ祭り開催中です!(期間:5月12日〜6月20日)。
縮毛矯正の繁忙期を迎える前に、ぜひマジストの準備を整えていただければと思います。