もう何年も試作を繰り返していました養毛料(仮称:ココふわローション)ですが、やっと最終処方が決定しました。
来年3月に発売を開始します。
それに合わせて、ノンカチオン処方のヘッドスパクリーム(仮称:ココふわスパクリーム)も同時期に発売開始となりますので、頭皮環境を改善するメニュー展開になればと期待しています。こちらの養毛料ですが、まず、養毛料とは何かというところからお話しさせていただきます。
養毛料は髪と頭皮の健康を維持し、健やかな状態に保つことを目的とした「化粧品」です。
育毛剤は、現在生えている髪を丈夫に育てる「育毛促進」や抜け毛を防ぐ「脱毛予防」が期待できるもので「医薬部外品」になります。
育毛剤は現在の髪を太くしたり、抜け毛を防ぐということで「新しく生える。」ということではありません。
新しく生えるのは、「発毛剤」という分類になり、「ミノキシジル」が有名ですが、こちらは「医薬部外品」ではなく「医薬品」になります。

また、医薬部外品の有効成分の新規申請にかかる費用は数億円と言われており、申請したからと言って許可されるわけではありません。人気のキャピキシル、ピディオキシジル、プロキャピル、ヒト幹細胞順化培養液等の新規成分は養毛料(化粧品)としての取り扱いとなっています。
ここ30年くらいでいえば、新規に育毛剤の有効成分として認可されたのは数えるほどだと思われます。
言うなれば、育毛剤の有効成分のほとんどは遠い昔に認可された成分ばかりということです。
育毛剤の有効成分を見ると、センブリエキス、トコフェロール、グリチルリチン酸、パントテニルエチルエーテル、ニンジンエキス、オランダカラシ、ニコチン酸アミド、ヒノキチオール等の成分をよく目にします。
ぜひ、育毛剤(医薬部外品)の有効成分をご覧ください。上記の有効成分が頻繁に登場します。
また、医薬部外品は配合上限が厳しく制限されており、例えば美白の有効成分として有名なビタミンC誘導体の配合上限は、確か3%だったと思いますが、化粧品の場合は配合上限の規制がありませんので、極端な話、100%でも製品化が可能となります。
医薬部外品のストレート剤の場合も、アルカリ剤の配合上限は7mlですが、化粧品登録のストレートにアルカリ剤の配合上限はありません。
このように医薬部外品は医薬品と化粧品の中間の製品であることから、配合上限や配合できる成分が厳しく制限されています。
予定しているココふわローションは化粧品で女性用となります。
医薬部外品では使用できない成分を贅沢に配合しています。

また、世の中に男性用の育毛剤や養毛料はあふれかえっておりますが、男性用となりますと、男性ホルモン抑制成分やアルコールが高濃度で配合されており、女性が使用するには、???の製品が多く見受けられます。
男性と比較すると少ないとはいえ、女性も男性ホルモンを産生していますので、それを抑制するとあまりよくないような気がします。
アルコールは頭皮の皮脂を除去し清潔に保つ役割がありますが、男性に比べると、女性の皮脂は驚くほど少ないので、それを取り除くと乾燥が進行します。
また、アルコールは揮発するときに、頭皮の水分まで一緒に蒸発させてしまうので乾燥しがちな女性の頭皮をますます乾燥させます。
ココふわローションはこれらの問題をクリアした商品ですので、ご期待ください。
また、当然男性にもご使用いただけますのでご安心ください。
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