こんにちは、プラティコ技術担当のオージローです
前回は酸ジェルを深掘りいたしました。
施術後5日間が勝負!!酸ジェルとは?
今日は「カタラーZ」という頼れる助っ人を紹介します。
カタラーZとは?
高濃度カタラーゼ酵素を主成分とした、いわば“オキシドール消しゴム”。ヘアカラーや縮毛矯正直後に残る過酸化水素を、瞬時に水と酸素へ分解し、頭皮と毛髪のアフターダメージを軽減します。
では、なぜ過酸化水素が残っているとダメージにつながるのか。過酸化水素は自然に分解されていく成分ではありますが、それでも数日はかかると言われています。その間に、紫外線に当たるとヒドロキシラジカルという強い活性酸素に変化する可能性があるんです
これが毛髪と頭皮の酸化ストレスに関わってくると考えられます。ですので、施術直後にできるだけ取り除いてあげるのがベスト!ということですここで実験動画をご覧ください。
ビーカーへ6%の過酸化水素を注ぎ、そこへ、カタラーZ原液を1プッシュ。すると一瞬でモコモコと白い泡。これは水と酸素が発生した証拠です
ご覧いただいたとおり、高濃度カタラーゼの働きで過酸化水素がすごい勢いで分解されていくのが見てわかります
※ただし動画は原液使用の実験です。 実際の施術では必ず希釈してください。
目安はお湯100mlに1プッシュです。
サロンワークでの使用タイミング
以下の①か②どちらかで行なっていただければOKです。
①乳化時
アプリケーターに100mlのお湯を採り、そこに1プッシュのカタラーZを添加。頭皮を中心になじませながら乳化します。分解する反応熱で温かく感じるのと、小さな泡がポツポツしてきます。洗い流してオキシ除去完了です。
②シャンプー時
手に取ったシャンプー剤に直接1プッシュ。 そのまま高濃度カタラーゼシャンプーとして洗います。一度カラー剤は洗い流した状態ですので、反応熱も起きにくく、見た目もわからないので実感はございませんが、シャンプーしながらオキシ除去完了です。
まとめ
カタラーゼという酵素は過酸化水素を分解する能力がダントツです。
動画で示したようにあっという間に水と酸素に分解することで、残留オキシの危険性を低減することができます。
過酸化水素は紫外線に当たると、ヒドロキシラジカルという怖い活性酸素に変化することがあるので、施術直後に取り除いてあげたいですよね。いままで後処理をされていらっしゃらないようでしたら、実感はしにくいのですが、このようにご説明して、お客様の頭皮、髪を守ってあげてください